骨粗しょう症
Medical
骨粗しょう症
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骨が弱くなり骨折が生じやすい状態を骨粗しょう症と言います。特に年配のヒトは気付かないうちに骨が弱くなって「いつの間にか骨折」が起きていることがあります。骨粗しょう症自体は痛みもかゆみもないため、骨折を生じるまで自覚できません。特に女性は閉経前後、若くても仕事などのストレス、ダイエットによりホルモンの変化で急激に骨が弱くなるので、定期的な骨検診(骨密度測定)は必要です。
中高年以降のヒトで、過去に骨折したことがあれば、骨折に至った大きな原因である骨粗しょう症を治療しなければ、つまずきや転倒などの何でもない動作で骨折し易くなります。転倒によって足の付け根や腰が骨折することが多く、手術を受けても寝たきりとなる場合があります。
明らかな骨粗しょう症であれば食事や運動だけでは追いつかないため、健康寿命延伸のための有効な治療薬があります。
同世代の平均骨密度と比較するなど結果に応じて薬物などを用いて治療します。
骨粗しょう症治療薬は、内服(毎日、週1回、月1回)、注射、点滴と複数あるため、患者さんの状態や希望に応じて使い分けます。
また、骨を強くするだけでなく転倒しないために運動療法も重要です。当院のリハビリで無理ない程度の運動療法(体操、筋力訓練、ストレッチ、電気治療)を指導、実践いたします。